仮想通貨(暗号資産)の安全性に注力するセキュリティ会社に巨額の出資事例|AML対策を後押しか
仮想通貨(暗号資産)の安全性に注力するセキュリティ会社に巨額の出資事例|AML対策を後押しか
- Galaxy Digitalも出資
- Galaxy Digital社を含む複数企業が、ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)専門のセキュリティ企業「CipherTrace」に巨額の資金を出資していたことが明らかとなった。
CipherTraceは、仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーン分野を専門に、フォレンジック商品や分析サービスを提供しており、アンチマネーロンダリングや犯罪対策として、すでに政府や規制当局、法執行措置、監査人などで、同社のサービスが利用されている。
ブロックチェーンの分析手法として、匿名性のある資金の流れに関して、数百万に及ぶデータを収集し、それら大量のデータを機械学習で分析し、それら資金が正当な流れなのか、あるいは、犯罪集団などへと流れているのかをトレースしているとのことだ。
CipherTraceのCEOであるDavid Jevans氏は、以下のように語っている。
CipherTraceは、「世界規模にするために、仮想通貨(暗号資産)、ブロックチェーンはより高い安全性が必要だ」という我々のビジョンを共有しているトップの投資家達から、資金調達できたことを報告することを、とても誇りに思う。
彼ら投資家は、数十年に渡り、インターネットセキュリティや金融テクノロジーの業界における優良テック系企業に投資を行ってきた。
CipherTraceも、それら成功を収めた企業の仲間入りをするだろう。
Galaxy Digitalの投資部門共同責任者の一人Greg Wasserman氏も、この件について言及した。
その報告書で、2018年に起きた仮想通貨(暗号資産)の盗難被害が約1,800億円相当に及んでいたことを伝え、そのうちの1,000億円分が仮想通貨(暗号資産)取引所やウォレットなど保管および交換サービスから盗まれていたことを明らかにした。
また、レポートの中で、「犯罪者は国際アンチマネーロンダリングと反テロ資金の規制が2020年より有効となる前に、詐欺やハッキングの手段で手に入れた資金を洗浄する必要がある」と指摘している。
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