米CFTC会長「2008年の金融危機で、ブロックチェーン技術が存在していれば」
米CFTC会長「2008年の金融危機で、ブロックチェーン技術が存在していれば」
- ブロックチェーンは2008年金融危機への規制対応を有効にできたか
- 米CFTCの会長は、イタリアの証券取引委員会にて「2008年の金融危機の時点でブロックチェーン技術が存在していれば、より効率的に対応できただろう」と述べ、金融システムにおける問題の早期発見の可能性に言及した。
ブロックチェーンは2008年金融危機への規制対応を有効にできたか
米CFTC(商品先物取引委員会)の会長のJ.Christopher Giancarlo氏は、イタリアの証券取引委員会にて「ブロックチェーン技術が2008年に存在していれば、効率的に金融危機対応が出来たはずだ。」と語った。
同氏は以前、議会審問にて「仮想通貨の影響で孫が投資に興味をもってくれた」と言及して以来、”仮想通貨の父”と親しまれている。今回、「新たな未来主義:21世紀の金融市場・技術・規制」とのスピーチで、独自の見解を述べた。
米大手証券仲介企業GFIグループのシニア役員を務めていた同氏は、もしこの時ブロックチェーンを利用できたとしたら、規制者はリアルタイムでウォール街銀行の投資・取引用の複雑なポートフォリオへアクセスすることが可能になり、問題の早期発見が出来たかもしれないとしている。
Giancarlo氏が指摘する問題は、ウォール街の銀行が管理する顧客の取引データなどを監視するためには、規制当局は本来のデータなどを組み合わせ直す必要があり、そのデータを精査するプロセスも非常に複雑で、莫大な時間を要するという。
このように、ブロックチェーン技術の力を信じるCFCTの会長は、ブロックチェーンの有用性は、銀行などで起きた異常な投資活動も探知できたかもしれないと述べた。
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