仮想通貨市場の熱狂を示唆する「プレミアム」、4月以降に中国、日本、韓国で順番に観測
仮想通貨市場の熱狂を示唆する「プレミアム」、4月以降に中国、日本、韓国で順番に観測
日本の取引所ビットフライヤーでは、2019年5月中旬以降、FCBTCJPT取引ペアのプレミアムが5%まで急拡大しました。プレミアムは、他の取引市場と乖離して資産価格が高騰する事を指し、その市場の過熱した状況を示唆します。
1BTC=3,000ドルまで下落した「暗号の冬」のピーク時に、FXBTCのプレミアムはマイナスに転じました。2018年11月から2019年3月まで、FXBTCのプレミアムはマイナスとなり、4月の急騰後、5,000ドル以上に到達した頃に、プラスに切り替わりました。
6月初旬、韓国の仮想通貨取引所ビッサムのBTCプレミアムが5%に達しました。ビットフライヤーと同様に、2018年11月以来初めてです。バイナンスリサーチは以下のように伝えています。
「キミチプレミアムが戻ってきた。韓国の取引所BithumbのBTC / KRW(韓国ウォン)の価格は最近、BTC / USDの現物価格に対して最大5%のプレミアムを付け、過去7ヶ月で最高水準に達した。」
中国では、政府による取り締まりのため、仮想通貨取引所の運営は禁止されています。中国の居住者はビットコインを直接購入できないため、最初にテザー(USDT)を購入して規制を迂回します。主要な相対取引(OTC)市場では、USDT / CNY(人民元)も3%のプレミアムが観測されています。
今年に入り、中国市場で2%以上のプレミアムを付けたのは4月中旬に続いて2回目です。中国の仮想通貨市場への関心の復活について、バイナンスリサーチは以下のように述べています。
「仮想通貨市場の最近の修正にもかかわらず、中国内のテザーのOTCプレミアム(USDT / CNY)は鎮まる兆候をほとんど見せていない。むしろ、2019年に最高レベルに上昇した。これは、新しい資金を求めて暗号市場に参加しようとする意志を示しています。」
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