内部告発の時に仮想通貨ビットコインを活用 スノーデン氏が明かす
ロシアに亡命中のエドワード・スノーデン氏は、2013年に米諜報機関NSA(米国家安全保障局)の内部告発情報をジャーナリストにリークする際、利用したサーバーの料金を仮想通貨ビットコイン(BTC)で支払っていた。サンフランシスコで開かれたカンファレンス「ビットコイン 2019」にスノーデン氏がビデオ出演し、明らかにした。
スノーデン氏は、2013年当時、NSAの下請け業者として働いていた。その際、大手IT企業と政府は、電子メール記録や通話記録などを監視するプログラムPRISMを運用していたことを内部告発した。
ビデオ出演したスノーデン氏は、誰にも知られることなく、また記録されることなく交換・取引できることが「すべての権利の基礎である」と説明。ビットコインは、監視が強化された時代において、プライバシーの確保する手段であると述べた。
またスマートフォンやSNSが、将来プライバシーを保護する権利に及ぼす悪影響について警告し、次のように付け加えた。
「かつて政府は(電話を介して)監視していたが、今や我々が(利用料を)支払っているすべての機器による監視が可能だ。その状態ではプライバシーは存在せず、『自由』は自然な状態ではなくなっている」
またBTCは主に犯罪者によって利用されているという批判に対して、「多くの犯罪者はドルを使用している」と反論した。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
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