トロン(TRX)上で発行されたテザー(USDT)流通量が6億ドルを突破
トロン(TRX)上で発行されたテザー(USDT)流通量が6億ドルを突破
テザー(USDT)は米ドルの価値にペッグされたステーブルコインだ。26日時点に44億ドル相当のUSDTが発行されている。当初テザーはOMNIネットワークで発行されていたが、ユーザビリティ向上のため、イーサリアムやイオス、トロン等でも展開を進めている。
最近、頻繁にERC20版USDTからTRC20版USDTへチェーンスワップが発生している。24日にトロンの創設者ジャスティン・サン氏は、Poloniexとの提携を発表した。ユーザーに向けてチェーンスワップにPoloniexを利用するよう推奨した。
同様にHuobiとBitfinexもトロン版テザーを頻繁に送信している。ブロックチェーン上の大量送信を追跡するツイッター「Whale Alert」によると、24日に数時間で4,000万USDTがBitfinexに送られ、3000万USDTがHuobiに送られた。サン氏は、Huobi、Bitfinex、Poloniexがトロン版テザーを保有するトップ3ウォレットだと述べた。
仮想通貨取引所Huobiは、24日18時までの65時間に約3億ドル相当のTRC20版USDTをデポジットした。Huobiは10月22日から11月1日まで、最大APR30%のTRC20版USDTの預金金利獲得キャンペーンを開催している。
Huobi Global Officialデータによれば、10月23日から10月24日までの預金総額は1億5404万TRC20-USDT、報酬総額は78,872 USDTに達し、2万アカウントが報酬を受け取った。Huobiは現在、TRC20版USDTの発行量の88%を保有している。
イーサリアムネットワーク上のERC20版USDTは、今年4月以降に約20億ドル発行された(OMNIからのチェーンスワップを含む)。テザー全体の時価総額44億ドルの50%を占めている。OMNIネットワークよりも素早く手数料も安いERC20版USDTは、フィアット建てのマージン取引や、国際送金などの利用が進んでいる。
TRC20版テザー(USDT)がこのまま増加し続ける場合、利用者数とユースケースの面でトロンネットワークはさらに強化されるだろう。
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