売り圧強まるビットコイン(BTC)、ハッシュレート急落の背景と今後の影響は?|仮想通貨市況
売り圧強まるビットコイン(BTC)、ハッシュレート急落の背景と今後の影響は?|仮想通貨市況
-
ビットコイン(BTC)市況
- 25日の暴騰後、次第に売り圧力を強めるBTCは際どいラインにあり、再び下落トレンドを鮮明にするか注目を集めている。そんな中、直近の「マイニングハッシュレート」急落の背景と今後の影響を考察した。
仮想通貨市況
米連邦準備制度理事会(FRB)は、30日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、政策金利を0.25%引き下げを決定した。
米国企業に置ける先行き不安など景気減速リスクを念頭に、7月、9月に続く3連続の追加利下げに踏み切った格好だが、FRBのパウエル議長は、「金融政策は良好な状態にあると考えている」と手応えを示したほか、米中貿易摩擦やEU離脱問題も改善の兆しがあるとして「適切に見極める」と言及、金融緩和休止を示唆した。
ハッシュレート急落について
ビットコイン(BTC)市況
23日に記録したピーク時の114,342,004TH/sから、4日間で32%減となる。30日時点では91,201,360TH/sまで回復しているが、2週間ごとに計算される次の難易度調整では、Difficultyの大幅下方修正が見込まれる。前回のDifficulty調整では難易度が上昇したが、同タイミングにBTC価格が下落したこともあり、マイナーの競争激化の影響で、採算ラインが厳しくなったマイナーが出た可能性も指摘される。
ただし、BitmainなどOEM(委託者ブランド名製造)に対してチップの新規発行を行なっているため、より高性能な新マシンの投下が今後も継続されることが予想され、今後もハッシュレートの上昇余地はある。したがって、現時点で市場におけるBTC価格と反比例することで乖離が広がり、大暴落する危険水域に達しているとは言い難い。マーケットの警戒要因になるため、ハッシュレート推移などマイニング動向は引き続き注視する必要があるだろう。
今後危険水準になり得る注目パターンは、以下の2つとなる。
1. このままハッシュレートの急落が、デフィカルティの調整関係なく継続した場合
当サイトは非営利にて運営を行わせて頂いております。
運営に関する募金はビットコインにて随時行わせて頂いております。
もし今後も当サイトを応援して頂ける方は是非ビットコインにて募金して頂けますと幸いです。
■ビットコイン(Bitcoin)
1L1mCDuAPZJJtt7boJvDzBNCqv66X3eqgQ
■イーサリアム(Ether)
0xB6c362e6c49F54F271E17CC1D064D5Ae6605066B