新型コロナの経済的影響、仮想通貨詐欺の被害総額も減少傾向に
新型コロナの経済的影響、仮想通貨詐欺の被害総額も減少傾向に
仮想通貨詐欺にもコロナの影響が
ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)が10日に発表したレポートによると、3月初旬以来、仮想通貨詐欺に利用されているアドレスに送金された金額(ドル建て)は大幅に減少したという。しかし、送金額の減少は、必ずしも詐欺による被害者数や仮想通貨被害額の減少と同義ではないと、同社は指摘している。
送金額減少のカラクリ:出資金詐欺と投資詐欺
表面的には詐欺被害が減少したとも捉えられるが、仮想通貨詐欺の95%を占めるという出資金詐欺と投資詐欺に焦点を当てると、異なるシナリオが現れてくる。
下記のグラフは最も活発な投資詐欺上位20位への送金件数とその金額。
新型コロナを悪用する詐欺の手口
被害者数とほぼ一致すると考えられる送金件数は増加している反面、週ごとの平均送金額(ドル建て)は3月8日の週以降、420万ドルから290万ドル未満へと33%低下している。
これらの詐欺は仮想通貨詐欺全体に占める割合が低く、今のところ関連アドレスへの送金もほとんどないことから、成功率も低いと判断されている。しかし、同じ手法で法定通貨を要求する詐欺は「成功している」ことから、注意を喚起する意味でレポートでは次のような例を紹介した。
フィッシング詐欺
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