米大手取引所コインベース「ビットコイン暴落で仮想通貨トレーダーが大きな利益を出した3つの方法」
米大手取引所コインベース「ビットコイン暴落で仮想通貨トレーダーが大きな利益を出した3つの方法」
仮想通貨市場暴落の影響
まず、現物取引と先物契約で生じる価格差を利用したデリバティブ裁定取引において、暴落による急激な市場センチメントの転換が、チャンスを作り出したとコインベースは指摘している。
コインベースは、仮想通貨市場は全体的に、通常は強気の傾向があるとしている。同取引所の仮想通貨販売プラットフォームでは、平均取引量の60%が購入(買い)であり、先物市場は現物市場を上回る強気傾向があるため、価格の差を利用したデリバティブ裁定取引が盛んに行われることにつながる。その結果、仮想通貨購入のための現金/ステーブルコイン借り入れ需要が高まる。
1. 仮想通貨をショートするための仮想通貨借入需要が増加
2. 仮想通貨をロングするための現金/ステーブルコイン借入需要が減少
1. デリバティブ裁定取引のケース
2. ステーブルコイン相場変動のケース
3. MakerDAOのケース
レンディングサービスを提供するCompoundの貸出金利の推移グラフが今回の転換点を如実に表している。
3月の暴落時にトレーダーは、先物アービトラージのチャンスを掴むため、仮想通貨の借り入れを行うとともに、現物市場で即時に売り抜け、先物でロングのポジションをとったという。特にボラティリティが高い時期にリターンを増大させ、リスクを回避するために使われる手法だと解説している。
ステーブルコイン市場では、仮想通貨相場の暴落に伴い法定通貨に準じた資産とみなされ、需要が高まった結果、プレミアム付きで取引された。 そのためステーブルコインの発行量も増加、アービトラージ取引のためのオンチェーン活動が爆発的な拡大を見せることになった。
しかしアービトラージの発生は短期間で終了する。USDTの場合、需要がピークに達した3月12日には、$1.05で取引されたが、数日後には元値に戻している。
今回のような市場の混乱は、ステーブルコインがさらに普及するチャンスになるとコインベースは述べている。ステーブルコインの需要の高まりは、仮想通貨から法定通貨への回帰ではなく、仮想通貨市場への再度、参入するために待機している資本だと説明している。
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