イーサリアムテクニカル分析、ETHは下降トレンドへ突入
どうも墨汁うまい(@bokujyuumai)です。
ビットコインは10,000ドルを回復できず下落トレンドに転換。イーサリアムはビットコインの影響を受けずに価格が耐えていたものの、ついに下落トレンドに引っ張られはじめました。本稿ではイーサリアム価格をファンダメンタルとテクニカルから考察を行いました。
ファンダメンタル分析
仮想通貨全体の時価総額を確認すると、依然下落トレンドとなっています。これは前回の2018年の動向予測記事で紹介した「ソーサートップを構成しはじめてるため注意」と述べたように、ビットコインの大幅下落により時価総額全体が下落していることがわかります。
主要な理由としてはマウントゴックスの破産管財人である小林氏が売却目的でビットコインを移動している点などが考えられます。
ドミナンス
ビットコインのドミナンスを確認するとマイナーコインは引き続き下落をしていることがわかります。対して相関のあったイーサリアムも同様に下落していること、ビットコインが再度レジスタンスラインを目指して戻そうとしている所から全体的にアルトコインが対BTCと対フィアットに売られているのではないかと考えられます。
イーサリアムとビットコインをラインで比較した場合、ビットコインのドミナンス上昇がラインで反発し、イーサリアムも同様に反発し上昇することが考えられるでしょう。
マイニング収益性
イーサリアムのマイニング収益性を確認すると、安定期に入ったようにとれます。マイニング収益性が安定するには多くの要因がありますが、2016年5月、2017年6月、10月の青枠の安定期を見るとその後に大幅な高騰が見られることがわかります。
現在はCasper実装目前と、BitmainのZcashASIC販売に伴うGPUの急激な需要低下により収益が安定していると見られます。
ZEC速報:ついにZcashもASICが登場。10,000sol/sで消費電力300Wの怪物。価格はGTX1060 6GB~6枚分ほどで性能は約5倍、軽く見積もっても消費電力は12分の1で破壊的。EIP-1011が実装されたとしてGPU産業大打撃? #Zcash #イーサリアム #仮想通貨 $ZEC $ETH #マイニング #Antminerz9 https://t.co/JE9Qj9aZpm
— 墨汁うまい(BlockchainUmai) (@bokujyuumai) 2018年5月4日
長期テクニカル分析
長期的に見た場合、現在の価格動きは収束の想定内であり、一時折返しではないかと考えられます。チャートとしての綺麗な形では0.09BTCまで戻したかったところでした。
この一週間での大きな下げは、1ヶ月以上に及ぶ強烈な買いサポートからの調整と見られます。0.66BTC前後のサポートラインを考慮すると、現時点では売り目線でありもし買う場合は指値で低めに設定しておくほうが無難でしょう。
短期テクニカル分析
今回の対BTC短期はとてもわかり易く、0.085BTCの赤い線のレジスタンスラインを抜けられなかったことと、BTC下落に引きづられたと考えられます。イーサリアムは一度上昇トレンドに乗った場合は開発や実利用による期待か、強く上げてトレンドを維持する傾向にありますが、一度下落トレンドに入ると力強く下落します。
今回のではレジスタンスを超えられず、ボリンジャーバンドのエクスパンション後の力強い下落バンドウォークとなり、典型的な下落トレンド入りでした。
また黄色の円の地点での200日線は反発を見せる事なく下落、雲の下へ突き抜けたことからここから巻き返すのはビットコイン下落をも考慮すると即座には難しいでしょう
結論と考察
イーサリアムはCasperとのハイブリッドとなるEIP-1011を提案。Casperを実装するのに向けディフィカルティボムと発行数を考慮すると、今までのビットコインとは逆であったインフレモデルからデフレモデルへと移行することになります。
すなわち現在市場に出回っているETHは稀少性が増すこととなり、イーサリアム価格に大きな影響を与えることがわかります。長期的な目線で見た場合には現物を増やしていくと考えるといいかもしれません。
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