オントロジーのDeFiレンディングプラットフォーム、イーサリアムで稼働開始
オントロジーのDeFiレンディングプラットフォーム、イーサリアムで稼働開始
信用基盤のWingがイーサリアムへ
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します
イーサリアムとの統合を発表したWingとは、過剰担保(借入額以上の担保を預けること)に依存したDeFi(分散型金融)に、オントロジーが専門とする信用要素を組み込むことにより、DeFiをより効率的かつアクセス可能なものにすることを目指しているプロジェクトだ。レンディング(貸付)サービスに特化したプラットフォームであり、クロスチェーン(複数の異なるチェーン)のDeFiプロダクトをサポートできるように設計されている。
現在Wingでは、Inclusive Pool(インクルーシブ・プール)およびFlash Pool(フラッシュ・プール)という二つのDeFiプロダクトが運営されている。Inclusive Poolには、オントロジーの分散型信用評価システムOScoreが導入されており、信用スコアの高い人ほど、必要担保額が少なくなる仕組みになっている。
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信用要素をイーサリアムへ
Wing統合の意義
創設者コメント
ユーザー数およびTVL(ロックされた総価値)に着目すると、DeFi分野を実質的に牽引しているといえるイーサリアムにWingが統合されたことにより、信用を基盤としたサービス提供をするプロダクトであるWingへの門戸が、より多くのユーザーへ開かれることになった。
今回の統合に先立ちWingは、分散型オラクルネットワーク開発を行うChainlinkが新しくローンチするイーサリアム基盤の二つの価格フィード、WING/USDおよびONT/USDをサポートすることを発表している。また4月には、イーサリアム上に構築されたDeFiプロダクト「Sushi Swap」と提携し、Onsen(温泉)流動性プログラムにも参加。イーサリアムとの相互運用性強化に尽力していることが窺える。
オントロジーの創設者Li Jun氏は、イーサリアムとの統合にあたり、DeFiに信用要素を組み込むことについて、以下のようにコメントした。
オントロジーの分散型信用評価システム「OScore」、および分散型アイデンティティ・プロトコル「ONT ID」を活用することにより、Wingは簡単にIDを認証し、総資産を開示させる必要なしに、個々の金融履歴の全体像を把握できる。私たちはこのように、個人のプライバシーを保護しながら、貸し手のリスクを大幅に削減し、正当なデュー・デリジェンスが行えるような利用方法を見据えて、丹念にOScoreを設計した。OScoreで高スコアを保持しているユーザーは、次世代の革新的なDeFiツールおよびプロダクトを活用することにより、オントロジー上にあるWingのInclusive Poolにて、借入額を最大まで増やし、担保額を最小限にまで抑えることができる。
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